
SIEMで受信したアラートは以下の通りです。

まず、CVE-2024-24919とは何でしょうか?以下はNISTのウェブサイトに掲載されている説明です。

さらに調査を進めると、CVE-2024-24919はパストラバーサル攻撃であり、「/etc/passwd」ディレクトリへのリクエストが行われた理由が説明されます。

「/etc/passwd」ディレクトリには、ユーザーのユーザー名、ユーザーID(UID)、グループID(GID)、ホームディレクトリ、ログインシェルなど、ユーザーアカウント情報が格納されています。
これでサーバーを封じ込めるには十分であり、侵害の兆候が他にないかさらに調査を進めます。

まず、脅威インテリジェンスフィードで送信元IPアドレスを確認します。このIPは、特にCVE-2024-24919が原因で悪意のあるものとしてフラグが立てられています。

また、AbuseIPDBとVirusTotalにも報告されています。

送信元IPアドレスでログを検索すると、3つのイベントが見つかります。
そのうちの2つは、SIEMアラートで確認された内容と一致しています。
最初のログ(No Event Time)を調査すると、送信元アドレスが203.160.68.12(疑わしいIP)であると示されています。

ただし、生ログにはIPが203.160.68.13であると記載されており、今回は「/etc/shadow」ディレクトリを要求しています。このディレクトリには、システム上のユーザーアカウントの暗号化されたパスワードハッシュが格納されています。また、203.160.68.13でログを検索しても結果は表示されず、脅威インテリジェンスフィードやAbuseIPDB/Talos/VirusTotalでもフラグが立てられていません。

宛先IP(172.16.20.146)のログを確認すると、上記と同じログと、サーバーにアクセスしたIPアドレスの一覧を含む別のログが表示されます。ここでは、203.160.68.12が3回の個別接続を行い、203.160.68.13は1回のみであったことがわかります。

宛先アドレス(172.16.20.146)はサーバーであり、203.160.68.12との接続は3回、203.160.68.13との接続は2回行われています。
