CVE-2025-0690: GRUB2 整数オーバーフロー脆弱性
🛡️ 概要
CVE-2025-0690 は、ブートローダ GRUB2 における重大な整数オーバーフロー脆弱性であり、任意のコード実行とSecure Boot の回避を許します。この欠陥は GRUB2 に依存してセキュアブートを行うシステムに影響し、オペレーティングシステム起動前のシステムを危険にさらします。
🔍 技術的詳細
根本原因
- 脆弱なコマンド:
read(キーボード入力の受信に使用)
- 問題: 入力長が 32ビット整数に格納される
- 悪用メカニズム:
- 極めて長いテキスト行を入力する
- 長さ変数でオーバーフローを引き起こす
- これによりヒープベースのバッファへの範囲外書き込み (out-of-bounds write) が発生する
影響
- GRUB2 内部の重要なデータの破損
- Secure Boot の回避、悪意のあるカーネルのロードを許す
- OS 起動前のシステム侵害
📊 セキュリティメトリクス (CVSS v3.1)
🛠️ 解決策と緩和策
利用可能なアップデート
複数のベンダーがこの脆弱性を修正するパッチをリリースしています:
推奨事項
- GRUB2 と依存関係を更新する:
- ディストリビューションのパッケージマネージャを使用:
sudo dnf update grub2 grub2-common grub2-efi # RHEL/Fedora
sudo apt upgrade grub2 grub2-common grub2-efi # Debian/Ubuntu
- インストール済みバージョンを確認する:
- 更新後にシステムを再起動する。
📌 補足情報
- CWE-787: 脆弱性の分類は範囲外書き込み。
- 公表日: 2025年2月24日。
- 最終更新日: 2026年4月15日。
🔗 公式リファレンス